自動翻訳で外国サイト検索-グーグル
googleは、自動翻訳を利用して母国語で外国のサイトを検索&表示するサービスを開始するそうです。日本語のキーワードを外国語に自動翻訳し、外国語のサイトを検索したのち、ヒットしたページを日本語に翻訳して表示してくれます。
外国語が苦手でも、言語を超えて外国語のサイトを検索できるため、ユーザの利便性がより向上することになります。
「自動翻訳で外国サイト検索 グーグル、20カ国語対象」(NIKKEI NET)
こういった機械翻訳を利用するサービスを特許情報のデータベースで提供していた会社がありました。国内特許データベースベンダーの最大手、株式会社パトリスです。
パトリスは以前、米国特許公報を日本語で検索し、日本語で提供するサービスをPATOLIS-Webで提供していました。翻訳エンジンは、特許翻訳に定評のあるクロスランゲージ社の「PAT-Transer」でした。
機械翻訳の精度としては、完璧とはいいがたいものの、比較的よく翻訳できている印象でした。公報をざっとながめてどこに目的とする記載があるのか読み取る、いわゆる「ナナメ読み」できる程度の質は十分にあったと記憶しています。技術分野別の複数の辞書の中から3つまで辞書を選択できるため、その技術分野の用語にあった比較的適切な訳語が選択されます。また、1件の公報の翻訳料金も3000円程度と、人手で翻訳する場合と比べてかなり廉価でした。
残念ながら、この機械翻訳を利用した検索サービスは中止となり、現在では提供されていません。サービス中止の理由はわかりませんが、調査目的で公報を出力する際に1件3000円ではコストがかかりすぎるため、調査のためにこのサービスを使う人があまりいなかったためではないかと思われます。
パトリスは、2006年3月末日をもって機械翻訳サービスを含めてすべての翻訳サービスを廃止しています(「翻訳サービスご利用のお客様へ」)。理由は、基幹サービスへの集中と業務内容の再編のためとのことです。翻訳サービスでは採算があわないと考えたのでしょうが、これからは機械翻訳が翻訳の主となる時代、撤退は時期尚早だったのではないでしょうか。
googleは米国特許データベース「google patent search」を提供しています。googleがパトリス(あるいはクロスランゲージ)の翻訳のノウハウを利用して機械翻訳サービスを「google patent search」で提供すれば、シームレスに外国文献をサーチできるサービスを提供できるようになると思われます。
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