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如何様インパクト・ファクター

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特許調査や明細書作成など、特許の実務に関することをつれづれなるままに書き散らしたり、いま話題となっている人や会社がどんな出願をしているのかをネタにしたりしています。
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新年

2012/01/04 13:26



遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。

大みそかの夜に風邪をひいてしまい、今までずっと体調が悪い状態が続いています。
正月休みにやろうと思っていた作業も全くできず、初詣にも行けませんでした。

ここ数年で最も実りのない正月でした。

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今年の目標は、とりあえず以下のとおりです。
@コンサル活動を活発にする
A英語をやる
B継続して資料を作る
C体力をつける


@については、これまでも中小企業診断士の活動でコンサルっぽいこともやっていたんですが、今年は本格的にコンサル業務をやろうと思っています。
まずは、公的機関などに専門家登録をする予定です。

Aについては、毎年やろうと思っていてやれていないのですが、今年こそは・・・。
とりあえず、インターネットでできる割安の英会話を申し込む予定です。

Bについては、ここ数年は研究会やセミナーなどで発表する機会が増えてきたので、そのネタを定期的にまとめておかないと結構大変なことになるんですね。
というわけで、1月1テーマを目標に、パワーポイントなどにネタをまとめていく予定です。

Cについては、今回の風邪もそうなんですが、個人事業主は体調管理はしっかりやっておく必要があります。
ここ数カ月は結構頻繁にスポーツジムに通っていたんですが、12月は飲み会や寒さやらを理由にあまり行っていなかったので、今年は週に最低1日はジムで体を動かすことを目標にします。


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2011年の3大ニュース(個人編)

2011/12/31 10:22



2011年に個人的に起こった出来事の3大ニュースです。


1位:東日本大震災
先の「業界編」でも書きましたが、個人的にもやっぱり3月11日の震災が今年一番の出来事ですね。
震災自体は仕事にもプライベートにもほとんど影響はなかったのですが、精神的な影響というか、地震の後はしばらく何もする気になれませんでした。
夏ごろになってようやく気持ちが落ち着いてきた気がします。
なんかいろいろ価値観が変わった出来事でした。

2位:業績ちょっとダウン
今年は開業3年目(3期目)だったのですが、残念ながら売上がちょっとダウンしました。

昨年は比較的大きな引き合いが来て特許出願の数が増えたので、その分売上がかなりアップしたのですが、
今年はその出願が落ち着いたため、昨年よりも売上ダウンです。

一人事務所なので食べていくには問題ないですが、独立してからなかなか安定しないですね。
まあ、どの事業もそうでしょうが、安定を目指すこと自体がダメで、常に向上を目指していないといけないのでしょう。
事業というのは、マグロと同じで、常に泳ぎ続けていないと死んでしまうものなのかもしれません。
個人的には、海底の砂地に潜ってひっそりと暮らすヒラメのほうが好きなのですが・・・。

ただ、誤解の無いように言っておくと、売上がダウンしたといえど、勤務弁理士時代よりも年収(所得)は上回っています。
一人事務所はそれだけ割がいいんでしょうね。
逆に言うと、大人数の従業員を抱えていて、長年事業を継続している経営者は、やっぱり大したものだと思います。

なお、来年は提携事務所との関係でいろいろ動きがある予定なので、業績がどうなるか、今年以上に流動的です。


3位:ちょっとした別れ
完全にプライベートな出来事ですが、この春にちょっとセンチメンタルな別れがありました。
しばらく独身が続きそうです。


その他としては、特に大きな目立った活動はないのですが、仕事やプライベートでいろいろと小さな活動しています。

例えば、例年どおり、今年もいろいろな勉強会・研究会に参加したり、セミナーの講師をやったりしました。
あと、今年初めてした活動といえば、NHKのテキストに掲載されたことと、とある検定試験の問題作成委員になったことくらいでしょうか。

そんな一年でした。

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これから実家に帰ります。
いくつか仕事が残っているので、実家に持ち帰りますが、さすがに大晦日の夜くらいはテレビでも見てゆっくりしたいと思います。

それでは良いお年を。


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2011年の3大ニュース(業界編)

2011/12/30 12:49



あまり記事を更新できていない状況が続いていますが、とりあえず今年もほぼ終わりです。

毎年この時期に書いている「3大ニュース」ネタです。
特許業界に関する3大ニュースを勝手に決めてみました。


1位:東日本大震災
知財業界だけでなく日本中が大きな影響を受けた出来事です。
被災地だけでなくその影響は全国に及び、特許出願などの仕事も、地震の後で一時的に減った印象があります。

手続面でいえば、手続期間の延長震災復興早期審査・審理などの措置が設けられています。

事務所の運営という点では、事業継続計画(BCP)というものを改めて意識させられました。
例えば地震や津波でサーバーが壊れたらどうするか?、従業員との連絡は?、停電になったらどうやって仕事をするか?、など、いろいろと事前に検討や準備をしておくべき事項はたくさんあります。
特許出願から最長20年(あるいは25年)も面倒を見る仕事ですので、どのように事業を継続するかは特許事務所にとって大きな課題です。

また、工場や設備などの有形資産が地震や津波で被害を受ける一方、無形資産である知的財産権はそういった被害を受けません。この無形であることが知的財産権の大きな特徴なのです。
被災企業が知的財産権を活用して事業を立て直した事例などが出てくれば、知的財産権を取得するメリットをもっと広く世の中に認知してもらうことができるかもしれませんね。


2位:米国先願主義に転換
今年9月に米国がこれまでの先発明主義から先願主義に転換しました。

これにより米国への出願手続きや米国特許の調査の際に、従来のやり方から大きく変わることになります。
ただ、これまでの先発明主義が日本やその他の国からみるとかなり特殊だったことから、先顔主義に転換した後は手続面などでいろいろとやりやすくなるでしょう。


3位:審査請求料引き下げ
8月1日付けで審査請求料が引き下げられました。
従来より約25%引き下げとなって、審査請求の際の金銭的負担が少なくなりました。

従来の審査請求料は20万円近くと結構高く、近年の景気悪化も重なって審査請求料が出願人にとって大きな負担となっています。
今回の審査請求料の引き下げにより、審査請求数やひいては出願件数自体が増えてくれるのではないかと期待されています。

一方で、調査に関していえば、審査請求料って、事務所や調査会社で独自に行う出願後の先行技術調査の調査料金にも若干影響するんですよね。
審査請求料が安ければ、調査会社等に依頼して事前調査せずに、特許庁に審査請求したほうがいいって判断になるので、調査料金は審査請求料よりも高く設定できないんですね。
だから、審査請求料が安くなると、先行技術調査の依頼が減るか、あるいは調査料金を安くせざるを得ないという事態になります。

まあ、通常は出願前に先行技術調査をするため、出願後の先行技術調査自体の依頼が少ないので、あまり影響はないと思いますが・・・。



そのほかの話題としてはこんなのがありました。

●ひこにゃん訴訟:人気のゆるキャラを巡って市と原作者が対立
●中国が新幹線技術を特許出願:内容が開示されていないのでパクリなのかどうかわかりません・・
●直木賞に「下町ロケット」:特許を武器に中小企業が大企業と渡り合う夢物語
●スマホ特許戦争:サムスンv.s アップルなど、世界中で特許紛争が加熱
●グーグルによるモトローラ買収:特許が目的とも
●切り餅訴訟:補正を撤回するとその意見内容に拘束されないんですね・・、禁反言かと思ったんですが・・

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なんだか東日本大震災の印象が大きくて、他のニュースはあまり印象に残らなかった一年でした。
来年は良い年にしたいですね。

さて、これから今年最後の飲み会です。
今日の飲み会のため実家に帰省する日を明日に伸ばしてしまいました。
母ちゃんごめんよ・・。



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分類の付与

2011/12/11 21:50



もうすぐ今年も終わりですね。なんだか最近時間が経つのが早いです。年をとってきたからかもしれません。

いまは分類付与の仕事をしています。
とある特定の技術分野の出願約1000件に対して、独自分類を付与していく仕事です。
付与する分類はこちらで勝手に決めてよいという、完全「おまかせ」の作業になります。

どういった分類を付与するのかについて、客先から指定がないので、客先のビジネスなどを考慮してこちらで考えなければなりません。

そこでまず、どういった発明があり、どのような分類を付与すべきかを検討するため、数十〜数百件程度をサンプリングして読み込み、分類を考えて付与してみるといった作業が必要です。
今回は基本的に1つの文献に1つの分類を付与するので、内容的に複数の分類を付与する場合はどちらを付与
するべきかルールを決めて、いずれか1つのみ付与しなければなりません(IPCのファーストプレイスルールやラストプレイスルールみたいな感じです)。
サンプリングして付与分類と付与ルールを決め、残りの文献についても分類を付与していきます。

ただ、残りの分類を付与していく過程でさらに追加の分類が出てくれば、これまで付与した文献ももう一度見直すといった作業も必要になります。
また、分類付与していくうちに、どっちの分類を付与すべきか迷ったり間違った分類を付与したりすることもしばしばです。

正直、客先から付与すべき分類を指定してもらい、これに基づいて機械的に付与するほうがやりやすいです。

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このような分類付与の仕事をしていて思うのですが、自分で決めた分類ですらこういった具合ですので、他人が決めた分類で、ましてたくさんの観点で付与する場合だと付与もれや付与ミスなんかも頻繁にあるんだろうなぁと。
特許庁で付与するFIやFタームなんかも、やっぱり完璧じゃないだろうし、完璧じゃなくて当たり前だろうと。

分類を使って検索する立場としては、どうしても特許分類が完璧だ、あるいはほぼ完璧であろうと考えがちですが、現実にはそうじゃないことを前提にして検索をする必要があります。

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資格☆はばたく

2011/11/25 18:57



NHKの「資格☆はばたく」という番組で、12月から中小企業診断士特集をするそうです。
この番組は、1月に1つの資格を取り上げ、その勉強方法や資格をとって活躍する人などを紹介しています。

中小企業診断士がこういった番組に取り上げられるのは珍しいですね。
知名度向上に貢献できればいいですね。

ちなみに、本日、NHK出版からテキストが発売されました。
勉強方法なども書いてありますので、診断士に興味のある方は是非読んでみてください。


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実務従事

2011/10/31 18:07



明日で11月ですね。すっかりご無沙汰していますが、ぼちぼちとやっています。
最近変わったことといえば、現在、中小企業診断士の「実務従事」に参加しています。

中小企業診断士は、5年ごとに更新登録をしなければなりませんが(これは弁理士と同じですね)、そのときの要件に「実務の従事要件」というのがあります。

この実務の従事要件ですが、5年で30点(30日)の診断・助言業務などを行う必要があります(この点は弁理士とは異なります)。

独立系診断士だとクライアント相手に診断・助言業務を行っているので30日の実務はすぐにクリアできますが、
企業内診断士ですとそういったクライアントを抱えているわけではないので、実務従事要件を満たすことは困難です。

そこで、中小企業診断協会などがコンサル先をあっせんし、受講者が費用を払って診断・助言業務を行っています。
これが「実務従事」です。

こちらも経験値を上げるべく、そして点を稼ぐべく、初めて実務従事に参加してみました。

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現在やっている実務従事案件は、新商品の開発です。
とある食材を活用して新規に商品を開発するプロジェクトです。

そうはいっても、ただ適当に新商品を思いついて提案すればよいというわけではありません。
そこは中小企業診断士ですので、社長にヒアリングしてからきちんとSWOT分析を行い、合理的な商品を提案することが求められます。

例えば内部環境では、その商品の差別化要因やその企業が保有している設備、社長などの人脈などから強み・弱みを抽出します。

また、外部環境の調査では、近所のスーパーやデパ地下などに行って他の商品をリサーチしたり、インターネットで参考情報を探したります。デパ地下などに行って、参考となる商品の価格などをメモしたり、商品の写真を撮影したり、場合によっては試食したり購入して食べてみたりしています。これが、結構時間がかかります。

普段やっているオンラインの特許調査とは全く異なる「調査」ですが、結構楽しくやっています。

最終的には、外部環境、内部環境を勘案して、強みを機会に投入できる商品を提案することになるでしょう(こうやって書くと抽象的ですが・・)。


普段の弁理士業務では、こういった商品(製品)開発の最上流工程をなかなか見ることができないため、今回の実務従事はよい経験になります。
あと、指導員や同じ実務従事メンバーなど、新たな人脈を築くこともできるので、参加して損はないかなと思っています。


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階層構造

2011/09/24 23:05



前回の記事の続きです。

前回の記事では、以下の請求項の表現について、若干「違和感」を感じると書きました。

「液体を収容可能な容器本体と、この容器本体に設けられた取手と、前記容器本体のうち前記取手の反対側側面に設けられた液体注出口と、を備える散水容器。」

どうして違和感を感じるのでしょうか?


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それは、上記の請求項がものの「階層構造」を無視しているからです。

この請求項では、「容器本体」、「取手」、「液体注出口」の3つが構成要素(発明特定事項)となっていますが、この3つがすべて同列に記載されています

しかし、これら3つの構成要素のうち、実体がある主要な構成要素は「容器本体」と「取手」の2つで、「液体注出口」は「容器本体」の一部となっています(しかも実体がない)。

すなわち、「液体注出口」は「容器本体」よりも下の階層に位置しています。

にもかかわらず、上記の請求項は「容器本体」と「液体注出口」を同列に記載しており、階層構造を無視しています。このため、「違和感」を感じるということになります。


なお、階層構造を考慮して上記の請求項を書き直すと、以下のような表現とすることができるでしょう。

「液体を収容可能な容器本体と、この容器本体に設けられた取手と、を備え、前記容器本体は、前記取手の反対側側面に液体注出口を有する、散水容器。」

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ただ、この表現でもまだすこし違和感が残りますね。

まず、「前記取手の反対側側面」という表現では、「側面」が不意打ちで出てきます。
また、「液体注出口」の説明ももう少し加えておいたほうがよいかもしれません(単に「液体注出口」でも意味は通じますが・・・)。
あと、「液体」に限定するのもいかがなものかと・・・(別に固体でもいいわけで)。「液体」は省略してしまいましょう。

そこで、以下のように変更しました。

「外側面及び内側面を有し、前記内側面で区画される収容空間を備えた容器本体と、
該容器本体の前記外側面に設けられた取手と、を備え、
前記容器本体は、前記外側面のうち前記取手が設けられた位置とは反対側の位置に設けられ、かつ前記収容空間に連通する注出口を有する、容器。」

あとは、先行技術との関係で、前提部分や特徴部分を適当に決めて構成要素の順番を修正すればいいでしょう。

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